【出産体験記】無痛分娩のはずが自然分娩に!40時間の戦いの記録

こんにちは、あえです。初めての投稿ですね。すこし緊張します(笑)
初投稿の話題はゆかちゅうとの物語のはじまり、出産体験記にしました。
出産は十人十色、『普通』なお産なんて無くて、それぞれにドラマがあることでしょう。
とても大切な記憶ですね。
そして出産後すぐに未知の生物、赤ちゃんのお世話がはじまります。
なんで泣いてるかわからないけどとりあえず一晩中抱っこしてしんどかった夜、おっぱいを上手く飲めなくて親子で悪戦苦闘した新生児期、初めてニコってしてくれて感動した瞬間、寝返りやハイハイの練習を頑張っている我が子を応援した時間…
毎日がハイライトで本当に嵐のように過ぎていって、結構出産時のことって忘れちゃいませんか?
かくいう私も、痛すぎて二度とごめんだ!と思ったはずの自然分娩なのに、今やもうその痛みも忘れてきて「良いお産だったな、もう一回くらい自然分娩でも行けるかな」くらいに思ってるという…怖い怖い(笑)
痛かったことも嬉しかったことも、あーこんな感じだったなぁ〜とおばあちゃんになっても思い出せるように、せめて文字にして残しておこうと思います。
出産エピソードなんてちょっと恥ずかしい気持ちもありますが、興味のある方は是非ちらりと見ていってください。
それでは、はじまりはじまり..

わたしの誕生秘話ね

あえ(妻)の初投稿だ。
Ryo3視点の話は僕から補足していくぞ!
もともとの予定は計画無痛分娩!
ゆかちゅうを授かってから、しばらく普通分娩と無痛分娩で迷いました。
というのも、普通分娩のほうがうまくいきめて吸引分娩になるリスクが少し下がるから…というのは建前で、「出産ってどれだけ痛いんだろう?」という好奇心があったからです(笑)
しかし結局は産後の体力回復が1番大事かなということで、無痛分娩を選択しました。
通っていた産院は麻酔科医の先生は常駐ではなかったので、計画無痛分娩を行うことになりました。

普通分娩の方が『産んだ』感があるっていう方もいるわよね

もちろん考え方次第だがな。
わが家では強烈な痛みを回避できるなら避けてほしいと思い無痛分娩を選択した。
選択したんだが…
分娩日が決まった2日後、金曜日の朝におしるしが..!!
計画無痛分娩って、てっきり出産日を自由に選べるのだと思っていたのですが、先生が赤ちゃんの発育や子宮の状態をみて決めるものなんですね。
臨月には頻繁に通院して状態をチェックしてもらい、ついに来週に出産しましょうと分娩日が決定!!
嬉しくて診察終わってすぐにRyo3に連絡しました笑(家まで待てなかった)
その後は、「出産後はしばらく外食は無理だろうから、この1週間はたくさん美味しいもの食べよー☆明日は何食べようかな?」なんて考えながら呑気に過ごしていました。
ところが2日後の金曜日の朝、なんとおしるしが…!しかもなんかお腹いたいぞ…?
急いで母に連絡したところ、母の場合はおしるしが来てから数時間後には生まれていたとか。
それはまずい。だって金土日は麻酔科医の先生がいない!!
病院にも連絡したところ、月曜日朝まで持てば無痛分娩ができる(現在金曜)とのこと。おしるしから本陣痛までの時間は個人差があるので、まだわからないらしい。そのためとりあえず家で様子を見ることになりました。
日中はRyo3は仕事だったので1人でソファでゴロゴロ。下腹部痛は20-30分おきくらいに定期的にくるけど、痛みレベルは生理痛くらいでした。
夕方になってRyo3が急いで仕事を切り上げて帰ってきてくれたのでちょっと安心。
このときはまだお風呂に入れるくらいの余裕があったけど、日付が変わる頃にはうずくまるくらいに痛みは強くなり、間隔も10分間隔に。
そして土曜朝2時頃、水っぽいものが出てきて破水かも?ということでついに病院へ行くことになりました。

金曜に産気づいて月曜日まで待つって無茶じゃないの?
どうしてそんなことになっちゃったのよ

金曜日だったのでRyo3も育休前最後の出勤日、もろもろの引継ぎを行っていたんだが、気が気じゃなかったぞ。
会社に連絡していたよりもずっと早かったからな。
麻酔科医の先生がいないから、このままでは自然分娩しかない。
無痛分娩のつもりだったから、あえもRyo3も覚悟ができていなかった。
陣痛タクシーで病院へ
陣痛タクシーは控えめに言って神でした。
事前に登録しておけば、電話をかけるだけで「〇〇様ですね。行き先は〇〇市の〇〇病院、〇〇のご自宅へのお迎えでよろしいでしょうか?あと〇分で到着します。」と何も言わなくてもすべて手配してくれる!
この時にはすでに陣痛中は喋るのもキツくなっていたので助かりました。
病院までRyo3に連れて行ってもらい、3時前には到着。検査をするとやはり少し破水しているとのことで、そのまま入院になりました。
私の病院では、コロナ対策で陣痛室には夫も入れないということで、ここでRyo3とはしばらくのお別れに。
正直必死過ぎて、どうやって別れたか覚えていません笑

深夜にも来てくれるから、陣痛タクシーとっても助かったわね。

まさに神サービスだ。
深夜でも人材を配置しているのに無料で使えるなんてどういう仕組みなんだろうな…。
おかげで速やかに病院に移動できた。
あえもRyo3もめちゃくちゃ焦っていたな。
残念ながら病院内では待てないとのことだったので、いったんRyo3はタクシーで家に戻った。
「いよいよの時にお呼びします」とのことだったので、家で仮眠をとったぞ。
痛い!怖い!お産が全然進まない!!寂しくて不安だった1人の陣痛室
陣痛室に入ってからは本当に辛かった!笑
とりあえずまず結婚指輪を外し(手がむくみそうだったので)、持ってきたちゅーたんの抱き枕を助産師さんに荷物から出してもらいました。

リアルの方の僕が頑張ったぞ

陣痛室に入った当初はもうすぐ生まれるんだと思っていたあえ。
「痛みの強さって今もうMAXに近いんですよね…?」
と助産師さんに聞いたときに「うふふ」と濁されて、もしかしてこれは序盤なのか…?
と戦慄したのを覚えています…
実際、この時子宮口は1cm。出産経験された方ならわかると思いますが、生まれる直前の全開で10cm。
進捗は10%にも達していなかったのです笑
もうね、聞いても聞いても子宮口が広がらない。
最初はお昼ごろには生まれるかもなんて言われてたのに、12時の時でも3cm。
どこまで痛みが強くなるのかもわからない、いつまで続くかもわからない、そして現時点でとてつもなく痛い!しかも基本1人!!…のクワトロコンボで数十年ぶりに人前でぽろぽろ泣きました笑
「出産の痛みを経験してみたい♡」とか一度でも思った過去の自分を殴りたいと思いましたね。
食事も4回くらい出た気がしますが、味とかじゃないですね。
陣痛の合間に気合で飲み込むかんじ。
金曜日の朝からずっと寝れてないので体はヘトヘトで、2-3分ウトウトして猛烈な痛みで起きて2-3分耐えての繰り返しです。
その中でも動いたほうがお産が進むとのことで、立って歩いてみたり頑張りました。
Youtubeの出産動画を見て、「私はこんな取り乱さないわ〜」なんて思ってましたが、最後の方は大声で叫び倒しでした笑
この期間をなんとか乗り越えられたのは、腰をさすってくれたり定期的に様子を見に来てくれた助産師さんのおかげです。まじで女神でした。

結局何時まで戦ってたの…?

本陣痛が始まったのが土曜0時。
陣痛室に入ったのが早朝3時ごろ。
Ryo3が電話で呼ばれたのが日曜早朝2時くらいだったかな。
24時間以上にわたる長い闘いだ。
もうすぐ生まれるみたいだぞ。
いよいよ分娩台に!ラストひとふんばり!!
分娩台までって歩いて行くんですね。
最初聞いた時「嘘だろ?正気か?」って思いましたが、気合でなんとかなりました笑
そしてここからはRyo3も参戦。
少し前に助産師さんが連絡してくれて、朝の2時というとてつもない時間に普段電車の道のりを徒歩で(走って?)来てくれました。
理想は手を握って目を合わせてうーん!っていきんで…だったのですが、痛すぎて手を振り払いました笑
ここからはあっという間でした。
1回目のいきみ。あまり進んでる感じはしないけど、助産師さんに「いいよ!上手!」と言われモチベーションが上がる
2回目のいきみ。「頭見えてるよ!触る?」と聞かれて全力で首を振る。怖すぎるからやめて笑
3 回目にいきんだ時、べりっとお股が破れる感覚があり、うわっと思いつつそのまま力をいれると…
3時10分、ぎゃー!と元気な泣き声が!!!

生まれたの!?

すぽ~ん!と生まれてきたぞ。
Ryo3は1時過ぎくらいに連絡を受け、30分ほどかけて病院に移動し、待合所で待機していた。
その間、あえの頑張る声がずっと響いていた。
Ryo3も気が気じゃなかった。
分娩室に入ったのは、生まれる15分くらい前だったろうか。
あえに声をかけていたが、必死だったので聞こえていないようだったな(笑)
元気な産声が…!ゆかちゅう、ようこそ世界へ!
産んだ直後はまだお腹もお股も全身痛くて、あまり周りを見れませんでしたが、遠くでゆかちゅうの声が聞こえて「あー終わったのかぁ..」とホッとしたのを覚えています。
そんなタイミングで助産師さんがゆかちゅうを私の胸に置いてくれました。想像以上に重く、ずっしりとしていました。ゆかちゅうはぐるっと振り向いてこっちを見て、しっかり『目が合ったな』と感じました。この瞬間をRyo3がバッチリ写真に収めてくれています。シゴデキ。今までの人生で1番大切な写真です。
本当にこの時の感動や喜びは言葉では表せません。

こうしておしるしからは40時間、本陣痛からは約27時間の出産が終わりました。
Ryo3曰く、ゆかちゅうは産道から既に目を開けて生まれてきたそうです!生まれた瞬間からバッチリお目目で美人だ美人だと喜んでいました笑

いや、ほんと生まれた瞬間目が開いていたし、髪の毛もふさふさだったのでびっくりしたぞ。
印象に残っているのは、ゆかちゅうが周りをキョロキョロよく見ようとしていたこと。あと、この小さい手足でお腹蹴ってたのね〜!痛かったぞ♡と愛しく思ったことです。
本当に痛くて辛かったのに、生まれた時の感動のせいで良い思い出になりつつあるのが怖いです…笑
でももし次があるなら、次こそは!!無痛分娩にしたいですね!!!


出産体験記はこんな感じでおしまいにします。
長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!
次はまた気が向いたら妊娠中とか新生児期のエピソードを書こうかな…
それでは!

こうして私が生まれたのね~

もうすぐ一年か。あっという間だった…。
君、こんなに小さかったんだな…。
なお、『ゆかり』の名前の由来については↓の記事にまとめてある。
ぜひ読んでみてくれ。
