家計管理、どうしてる?~家族口座でどんぶり勘定夫婦の例

こんにちは。Ryo3です。
今回は、家計の管理について。
さすがにわが家の家計を大公開というわけにはいきませんが、どう管理しているのか、メリットなどを書いていきたいと思います。

私が生まれて大丈夫だった?

ああ、自治体からの給付のおかげで、育休中も家計に問題なかった。
乳児はだいたい一人50万円で養育できるらしいことが分かったぞ。

この記事の目次
家計とは?
何を言ってるんだという感じですが、きっちり定義させてください。
この記事内での家計とは、「家族の収支会計」です。
わが家は「何事もシンプルに」がモットーですので(今決めました)、難しい話はナシで、要するに「収入と支出をきっちり把握すること」だと思ってください。
毎月の支出額をきっちり把握することは、資産形成でとっても重要です。
支出が収入より多かったら、当然支出を減らさなければ赤字となりいずれ破綻しますよね。
逆に常に収入が支出よりも多い状態を維持することができれば一生安泰なわけです。
残念ながら、収入を増やす方法については私も模索しているところですので、わが家の家計を改めて俯瞰してみて、効率的かつ省エネな家計管理をご紹介できればと思います。

『家計=家族の収支会計』ね

ちなみにわが家はあまりお金を使う方ではないので、各支出の細目はあまり意識しない。
あくまで「いくら収入があって、いくら出て行ったか」くらいの会計意識だ。
とんでもないどんぶり勘定だが、赤字でなければそれで十分だ。
赤字の月は何が大きな支出だったのかくらいはちゃんと確認する。
たいていはいいとこのレストランに行ったとか、お祝い事で出費があったとかだな。
家計管理のパターンは4通り
まず、家族共通の口座を作るかどうか。
そして、夫婦それぞれで月の支出上限(=お小遣い)を決めるかどうか。
家計管理のパターンは下記の4通りです。
管理方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
共通口座あり × お小遣い制あり | ・生活費と貯金を共通口座で管理 ・各自に固定のお小遣い支給 | ・収支が把握しやすい ・自由に使えるお金も確保できる | ・お小遣いが少ないと不満に ・個人の自由がやや制限される |
共通口座あり × どんぶり勘定 | ・共通口座からすべて支出 ・お小遣い枠は設けず適宜相談 | ・家計の一体感が強い ・柔軟な支出が可能 | ・使いすぎに気付きにくい ・支出感覚の違いで衝突の可能性 |
共通口座なし × お小遣い制あり | ・生活費は相談 ・各自のお小遣いは自分で管理 | ・自立性が高い ・各自の自由度がある | ・全体の貯蓄計画が立てづらい ・資産形成が非効率に |
共通口座なし × どんぶり勘定 | ・すべて別管理 ・必要な時だけ折半や相談 | ・完全な自由と独立性 ・ストレスが少ない | ・不公平感が出やすい ・家計管理が不透明になる |

いつものようにAIに作表してもらった。
いまはネット証券が便利なので、共通口座を作っている方が多いのではないかな。
Xのアンケート
今回もXでみなさまのご家庭の家計管理についてアンケートにご協力いただきました。
結果は夫主導のどんぶり勘定が1位で、45.8%。
面白いことに、夫妻どちらがメインで家計管理を行っているかはきれいに50%ずつ。
どんぶり勘定対お小遣い制は、75%と25%で、これまたきれいに3:1でした。
もう少し詳しく見てみると、夫が主導する場合はどんぶり勘定が圧倒的に多いのに対して、妻が主導する場合はお小遣い制もどんぶり勘定に近い数の票を得ています。
「奥様が家計を管理して、旦那にお小遣いを月●万円」…というのはステレオタイプな家計管理の形態と思いますので、その名残ですかね…?
逆に、男性主導の場合どんぶり勘定に偏るのも、「それは嫌だ」という共通認識のようにも見えます(笑)

アンケートに協力してくれてありがとう~

いつも協力していただき、本当にありがたいと思っている。
今回、記事に沿うなら「共通口座の有無×小遣いの有無」で4択にすべきところ、「たぶんみんな共通口座あるだろう」と思って面白くなりそうな方で回答設定してしまった。
ネット銀行が本当に簡単かつ便利なのでな。
お小遣い制はとても効率よく貯蓄できる半面、お互いが合意できる金額設定にするのが難しい印象だ。
もし片方が予算オーバーばかりしていたら…恐ろしいことになりそうだ。
どんぶり勘定が多いのは、ネット銀行も一因かもしれないが、キャッシュレス決済の普及のせいもあるだろうか。
現金で支払うことが減ったので、月の予算がなあなあになってそのままどんぶりで…というパターンがありそうだ。
ただ、効率よく資産形成するためにはやはり支出の把握は必要だろう。
次の章でわが家の管理方法を紹介するので、良かったら参考にしてほしい。
わが家の場合
わが家の場合は、↑の表で行くと『共通口座あり × どんぶり勘定』のパターンです。
あえと籍を入れるまでの同棲期間は共通口座なしのどんぶり勘定でしたが、入籍のタイミングでネット銀行の共通口座を作成しました。
まず大前提として、わが家は共働きで、同じくらいの収入があります。
共働きでない場合や、片方の収入がものすごく高いというようなご家庭では違った管理の仕方が効果的な場合も考えられますので、ご注意ください。
以下、わが家の家計管理の構造について概略をお話しします。

わが家がほぼ同収入の共働き世帯ということでどんぶり勘定が許されているところもあるだろう。
もし片方に収入が偏っているような世帯の場合、どんぶり具合が異なっていたり、もしくはお小遣い制を導入することもあるかもしれないな。
大事なのは、ご夫婦できちんと合意形成したお金の使い方、貯蓄ペースを持つことだと思う。
パートナーとは長い付き合いになるのだから、お金で信頼を失うことは避けたいな。
家族口座とどんぶり勘定の仕組み
家族口座&どんぶり勘定のメリットは、とにかく管理が楽でストレスフリーなことに尽きます。
わが家は、会社から支払われるお給料を受け取る口座をそれぞれ持っていて、そこから毎月の生活費を定額家族口座に振り込む、自動振り込みを設定しています。
私のクレジットカード(エポス)、あえ(妻)が持っているエポスの家族カード、それぞれ家族口座を引き落とし先に設定しており、住居費も含めて、毎月の支出をこの口座から支払うように一元化しています。
私もあえも支払いは基本的にすべてクレジットカードを用いますから、引き落とし額がそのまま生活費ということになります。
口座の運用方法としては、最初だけ多めに入れておいて、数か月回して毎月の生活費がおおむね見えた段階で各々の給料口座からの定額振込額を調整し、毎月手動で振り込まなくても済むようにしています。
とはいえ急な出費というものがありますから、余裕を持たせていたマージンがだんだん減っていきますので、大体年に1回か2回、「そろそろマズイかな」というタイミングで、毎月の自動振り込みとは別にお互い同額(数十万ずつくらい)を振り込んで、もう一度マージンを作るようにしています。
引き落とし額でお互いいくら使っているのかわかりますし、どうせ家族口座から引き落とされるので「どちらが支払うか」が問題になることがありません。
お金を使うのでもめてしまうと、大変なストレスになりますよね。
あとで清算とかも面倒ですし、うっかり清算し忘れたものがあったりなんかしたら嫌な気持ちになってしまいそうです。
その点、先に口座にお金を入れておけば、お互いが同意した割合でお金を使っていけることになりますので、共通口座を作るメリットは大きいと思います。
最初の設定が少々面倒だが、一度設定してしまえばあとは放置でOKなのが楽なポイントだ。
収入がどちらかに偏っているなら、毎月の振込額もその比率に合わせたりということもできるだろう。
家計の基本が支出を把握することなので、当ブログではご家庭の状況によらず、「共通口座を作って、支払いはカードやコード決済など履歴の残る決済方法で統一する」ことをおすすめしたい。
レシートなど残す必要もなくなるし、あとで振り返るときは履歴を見ればいいのでとっても楽だ。

固定費以外の出費
お互いの趣味の出費についても、特に予算を設けたりはしていません。
というのも、私もあえも、趣味に全然お金を使わないからです。
私の趣味でお金を使うものといえば漫画やゲームですが、漫画はkindleで買ってあえも読んでます(つまり共通出費)し、ゲームも大してお金がかかるものじゃないですので、家計を圧迫するような出費になりません。(あと、最近ゲームできてません笑)
あえの方も特にお金を使う趣味がないので、カードの引き落とし=ほぼ生活費です。
私もあえも服を買わない人なので、直近1年の服飾費は二人合わせても数万で収まります。(仕事で必要なものは買います)
たばこもやらない、車も持ってない、旅行もあんまり行かない…というわけで、住居費食費光熱費以外にお金をあまりかけてません。
じゃあいったい何にお金を使うのかといえば、グルメです。
これは私たち夫婦で唯一、ほかの一般的なご家庭よりもお金を使っているといえるもので、食事の外食比率(デリバリー、テイクアウト含む)がめちゃくちゃ高く、おそらく週の14回の昼食&夕食のうち、半分以上は外食です。
私もあえも在宅で働いていて、平日のお昼は調理に時間を取られるのがとってももったいないので、近所の飲食店にひとっ走りしてテイクアウトしたり、デリバリーを使います。
夜は夜で、疲れたから買って済ませようとなることが多いですね。
どちらかが出社する時などは、帰りに駅前で買ってくるのが恒例です。
ゆかちゅうの保育園が始まってからはお迎えの帰りにテイクアウトするパターンもあり、これが外食頻度をめちゃくちゃ押し上げています(笑)
また、記念日や何かのお祝い、お疲れ様会にはちょっといいところのレストランや寿司屋に行ったりもします。(といっても年に数回ですが)
なるべく調理の労働コストを下げて可処分時間を増やしたい考えなので、数少ない趣味ですし食費は特に削ろうと思っていません。


ほんと、お金使わない人たちよね

一応言っておくが、ケチというつもりではない。
家電などの設備投資はハイグレードなものを選ぶし、お祝い事のレストランでは何万円も食事に使うし、君の環境にお金は惜しまない。(家まで買ったし)
使うときは使う。必要なものは普通に購入する。
そのほか、費用対効果が良くないと思えるもの(嗜好品、服、車など)にお金を出すことを避けていたら、自然とこうなった。
我慢しているわけではないので、特にストレスもない。
投資をしているとこういう考えになる人は結構いると思うぞ
(ゆかりぶし調べ、n=1)
金融資産の把握
このようにどんぶり勘定で生活している私たちですが、「いまいくら資産を持っているのか」はきちんと把握するようにしています。
やり方はすっごく単純で、毎月、月末に共通口座と各々の銀行口座、証券口座を一斉点検する「総決算」を行います。(特に意味はなく語感で総決算としております)
それらの残高を毎月エクセルに入力して、先月からの収支を把握するわけです。
収支はプラスになるように生活してますので、特殊なイベント(もしかして:トランプ相場)が起きて株価が下がった場合を除き、基本的には右肩上がりで、順調に増える資産を眺めて、心の安寧とするわけです。(いまは全く安寧を得られていません)
いまは大統領のおかげで順調に下がってきておりますが、ここ数年はすさまじい株高で、ニコニコしながらエクセルを作っていたものです…。
おそらく彼の任期中は残念ながら株価は上値が重いでしょうね…。
さて、総決算では、共通口座の収支を把握するのはもちろんですが、各々の銀行口座(給与の受け取り口座)もしっかり確認します。
確認するといっても何にいくら使ったとか細目を見るわけじゃなくて、あくまで残高のみです。
そして、多少減っていても特に聞いたりはしません。(さすがに100万くらい違ったら聞きますが)
なぜかというと、この総決算では、いくら使ったかが重要なのではなく、今いくらあるのかが重要だからです。
わが家では、金融資産のうち、純粋な預金の『現金資産』と、株式&投資信託の『証券資産』を区別します。
現金資産は給与収入がストップした状態でも1年以上暮らせるくらいの額があればよいという考えのもと、残りは基本的に証券資産に回しています。
もし証券資産の方が暴落していたら、現金資産からいくらか回していい感じの比率にもっていきたいという考えです。
また、ドル建て資産(=米国株)が資産の何パーセントを占めるのかも把握していて、私の感覚で比率が高くなりすぎたら為替でドル円を売り方向で持つことを検討します。(あくまで目線で、実際に為替のポジションを持つかは状況次第です)
そういうわけで、日本円をいくら持っているのかを把握するために、銀行口座の残高まできっちり毎月記録しています。
「いまわが家にいくらの資産があるか」を月次で把握していますから、年間の貯蓄額はいくらだとか、もっとも貯蓄できた年は何年だったかとか、そういうのもわかります。
なので、今年はとっても頑張ったから少し贅沢をしようか、と話になった時に、「今年の貯蓄額の何%」のような予算の立て方もできますね。
資産形成の推移がグラフでわかるので、私もあえも貯蓄を楽しめています。
こういう状態ですから、わが家ではうっかりお金を使いすぎてしまったというようなことはまず起こりません。

投資って稼げてるの?

本業以上に大きく稼げてるわけではないが、一応…。
株や為替はもちろん、チャンスがあれば仮想通貨や金、原油をCFDで触る。
持ち家購入を不動産投資というならそれもだな。
およそ投資と名の付くものは一度は手を出すようにしている。
ロボアドバイザー、ソーシャルレンディング…いろいろやった…。(遠い目)
生涯収支でマイナスになることはもうないだろう…と信じているが、米国株が大暴落したらちょっと怪しくなってくるな。
不動産についての考え方は↓にまとめてあるので、良かったら覗いてみてくれ。

おわりに:資産形成したい方へ
書くか迷ったのだが、書いておくことにする。
投資、特に株、為替はとっても効率のいい副業だ。(少し違和感があるが、ここでは副業と位置付けることにする)
労働では自分の時間をお金に換えているわけだが、投資はお金が働いてお金を稼いでくれるわけだからな。
労働ももちろん大切だし収入として強いのだが、より稼ぎたいのであれば投資、投機の勉強と経験をしっかり積んでおくことも大事だと思う。
勉強しているうちに自然とお金の知識も増えるし、本業にもどこかしら活かせるスキルが身につくだろう。
また、本業が会社員なら、投資で増やしたお金には社会保険料の支払いが無いというのも地味に強い。
もし投資に触ったことがないという方がいたら、ぜひ少額からチャレンジしてみてほしい。
ただし、投資は自己責任で、たとえ損しても誰のせいにもできないものだということには注意してくれ。
副業で儲からないからと言って他人のせいにする人はいないだろう。
繰り返しになるが、損しても自分が許容できる範囲の小額からチャレンジして経験を積むことをおすすめする。
(持論だが、まず50万円損してからが本番だ)
そして、政治と経済に興味を持とう。
大きな流れに逆らっていては、資産形成は難しいからな。
偉そうに書いてしまったが、わが家も資産形成の真っ最中で、FIREできるほどの貯蓄はない。
さすがに「いくら儲かった」だのの記事を書くつもりはないが、時事ネタや家計ネタとして、これからもお金や働き方に関する記事は書いていこうと思う。
わが家の経験を通じて、真剣に資産形成を考える人の助けになれればよいなと思っている。
