結局「良い保育園」って何なの?~保育園の選び方

こんにちは。Ryo3です。
先日ゆかちゅうが入園式を終え、慣らし保育も午前中いっぱい通うようになりました。
今回は、わが家が保育園を選ぶ際に重要視したポイントについて、紹介させていただきたいと思います。
私たちの場合も保育園を選ぶのってほんと難しくて、すごく悩みました。
大切な子どもの最初の選択ですから、失敗したくないですよね。
これから保育園を選ぶ際の参考になれば幸いです。

この記事の目次
保育園を要素で考えてみる
まず、保育園の良し悪しを考えるにあたって、選定の基準になりそうな要素を列記してみます。
保育園選定要素のリスト
- 1. 保育方針・教育内容
- 子どもの自主性を尊重するのか、しっかり指導するのかなど、園の方針が家庭の教育方針と合っているか。
- 自然体験など独自の教育内容がある園もあります。
- 2. 園の雰囲気・人柄
- 園内の雰囲気、子どもたち、保育士さんの雰囲気。
- 壁に貼ってある掲示物、装飾、書類やペンなど物の置き方にも注目。
- 3. 施設・衛生面
- 清潔感があるか、安全に配慮された作りか、遊具やおもちゃがきちんと整備されているか。
- トイレやおむつ替えスペースの衛生状態。
- 4. 職員の配置・対応
- 子どもの人数に対する園の職員の数は十分か。国の基準よりも多く職員を配置している園は、子ども一人ひとりに目が届きやすいです。
- ベテランで、業務に慣れていそうな職員が多いと安心。少し質問してみたりして、なんとなくベテラン度合いを探る。(いやらしくてすみません)
- 5. 保護者とのコミュニケーション
- 連絡帳やアプリなどで日々の様子をしっかり伝えてくれるか。園とのやりとりがアナログがいいのかデジタルがいいのかは好みで。
- おむつのサブスクの有無。無い場合名前記入済みのオムツの補充が必要になります。サブスクがあるとお金でオムツに記名する手間を省けるのでうれしい。
- 6. 給食・おやつの内容
- 手作りか、外部委託か。調理師常駐のところもあります。
- アレルギー対応や食育の取り組みなども見ておくと良いです。
- 7. 通いやすさ(立地)
- 通勤ルートにあるかどうか、自転車や車での送迎が可能かなど、日々の負担を考慮する。
- 園の近くに公園があるとポイント高いです。お散歩は確実にするわけですから、危ない道路を渡るような移動時間は抑えるべきです。
- 大きな通りに面してると怖いです。車の通行量=飛び出し事故のリスクと考えます
- 8. 病院連携
- 病院との連携の有無。緊急時の対応にかかわります。保育園のお隣が病院とかのパターンもありますね。
ざっとこんなところでしょうか。
「系列の保育園で死亡事故が起こってない」なども調べておくとよいでしょう。
保育園選定にあたっては、まず上記の要素を数か所の保育園で比較して考えていくことになります。
Xでのアンケートでは…
なお、記事公開後にXで簡単なアンケートを行いました。
保育園選定により重要なのは、立地か?園の雰囲気と教育内容か?というものです。
2回のアンケートで全13票投票いただきまして、内訳は立地が8票(62%)、園の雰囲気と教育内容が5票(38%)でした!
今回の集計では、立地、つまり近さと周辺施設の魅力の方が園自体の魅力よりもやや優勢ということになりました。
アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
園に近ければ送迎の負担も減りますし、その分家族の時間も増えるでしょうから、やはり立地の要素は強そうですね。
わが家が重視したのはコレ!
選んだ保育園について
わが家の場合は、特に1、2、3を重視しました。
つまり、保育方針・教育内容、園の雰囲気・人柄、施設・衛生面です。
送り迎えは毎日のことですから当然通いやすさも重視したかったのですが、ほかの候補保育園と比較検討した結果「少し歩くけどほかの要素が素晴らしい保育園」に決定しました。
わが家が選んだ保育園は、まず園の施設がずば抜けていました。園の雰囲気も申し分なく、教育内容も魅力的でした。家からは少し離れますが、立地も抜群にいいです。
以下に列記してみます。
- 園内は暖房完璧で、冬でも園児は半袖。
- 室内のデザインがよい。子どもたちも楽しそうに遊んでいる。
- 大きな道路に面していないので静か。車の通行量が少ないこと自体が飛び出し事故の観点からメリットです。
- 園長先生の頼れる人柄。
- 十全な職員数
- 催し物の数。プロの奏者さんを呼んで子どもたちに聞かせてくれたり、アウトドアのイベントがあったり…
などなどです。まだ1ヵ月も通ってませんが、いい保育園を選べたなと思ってます(笑)

選ばなかった保育園について(負の感情アリ。注意)
さて、選ばなかった保育園についても、何がマイナス要素だったのかを書いてみようと思います。
候補保育園は、全部で4つ。以下は選ばなかった3つについてまとめて記載します。
家から近い、駅から近い、新しい建物で綺麗…など、選んだ保育園よりも良いポイントはいくつもあります。
選ばなかった理由、つまり魅力を落とした理由は、下記になります。
ネガティブな要素ですので、不快な方は飛ばしてください。
- 選ばなかった理由(不快な気持ちになるかもしれません。閲覧注意です)
-
- 園長先生が頼りないor見学の日に園長先生とお会いできなかった
- 一つは新人の園長先生でした。もうひとつは事前に予定をすり合わせてるのに園長先生の予定が付かない日に見学させ保育士さんを矢面に立たせることが理解できなかったです。対応された保育士さんが見るはずだった子どもたちはどなたが見ていたのでしょうか。
- 見学しに行ったときに挨拶がない、自己紹介がないまま園の案内をされた
- まず入った時にご挨拶したところ特にリアクションなく玄関でそのまま待たされました。その後特に自己紹介なく園内を回り始めたので、「一体この人は誰でどういう役職の方なんだろう?」と気になってしまいました
- 保育士の愚痴のようなものが聞こえる
- シンプルに怖かったです。系列で園児の死亡事故を起こしている園でした。書類やペンの置き方も汚く見え、保育士の余裕の無さを感じました。正直玄関に入った瞬間によくない雰囲気を感じてました。
- 大通りに面している、入口に段差がありスロープがない
- 大通りに面しており車の交通量が多い。その立地でスロープがないため園内ではなく歩道上で子どもたちをカートに乗り降りさせている。大変危険だなと思いました。
- 園の設備
- 壁が薄くて閉じきっていても車の音が聞こえる。冬に寒そう。園庭が無い。古い。
などなど…
- 園長先生が頼りないor見学の日に園長先生とお会いできなかった
認可保育園か認可外保育園かは重要か
認可か認可外かはそれほど重要ではないと思います。
わが家は認可保育園を選びましたが、最終候補として最後まで悩んでいたもう一つの園は認可外保育園でした。
認可外保育園は、国の基準を満たしていない施設ということで、建物施設自体がチープな印象でしたが、「まだ歩けていないゆかちゅうにそこまで広い施設、園庭が必要だろうか?」という観点から、近さなどの利便性を考慮して、あまり活発でない0~1歳児クラスまでは認可外保育園もありなのではと検討していました。
最終的にはわが家は最初から最後まで一貫して同じ場所に通わせた方がいいかなという結論になりましたが、場合によっては認可外保育園を選択することもありえたと思います。
もちろん、しっかり比較検討することが重要だということに変わりはありません。
「良い保育園」ってなんだろう
大事な決断だからこそ難しい
大切な子どもを預けるわけですから、保育園選びを適当に済ませたくはないですよね。
もし選んだ保育園で重大事故にでも遭ったら…一生悔やむと思います。
わが家の場合は、ファーストインプレッションで私も妻も「ここいいね」と思える保育園に出会えて幸運だったと思います。
ですが、もし候補とする保育園でどこも「甲乙つけがたい」、「一長一短ある」となったらどうでしょう…。
決めるのがかなり難しくなりそうです。
なるべくなら「良い保育園」に入れたい。当然です。
そこで、良い保育園とはいったい何なのか、少し場合分けして考えてみたいと思います。
親にとって「良い保育園」
まず一つ目の尺度は、私たち親にとって良い保育園です。
つまり、
- 送り迎えが楽
- 毎日の登園で準備するものが少ない
- 保護者参加のイベントが少ない
- 緊急時対応がしっかりしていて多少融通が利く
- 保育費用が安い(補助金が出る場合もあり自治体によりますね)
など、時間的コスト、労働コスト、経済的コストをどれだけ抑えられるかということに尽きると思います。
徒歩1分でついて、手ぶらで行けて、イベントに駆り出されることもなく、もしもの時も仕事の退勤まで預かってくれて、費用が安い…最高ですよね。
親の都合だけで考えれば、これが「良い保育園」でしょう。
子どもにとって「良い保育園」
二つ目の尺度は、子どもにとって良い保育園です。
つまり、
- 楽しい
- 学びが多い
- 怪我、事故の恐れがなく安全
- 設備がしっかりしていて快適に過ごせる
など、心身健やかに成長でき、怪我事故のリスクやストレスが少ない。
子供の目線なら、これが「良い保育園」ではないでしょうか。
親子にとって「良い保育園」
親の目線と子の目線を整理してみましたが、いかがでしょうか?
要素を見比べてみると、親にとって「良い保育園」と子にとって「良い保育園」は、両立することは不可能ではないと思います。
なるべくなら親にとっても子にとっても高いレベルで「良い保育園」を選びたいですね。
ただ、すべてが完璧な保育園などあるはずがありませんから、「こちらの保育園は親にとって良い保育園だけど、子どもにとってはあちらの方がよさそうだな」と、一長一短悩む場合も出てくると思います。
それでも、しっかりと候補の保育園の良さを認識しておけば、もし認可保育園の抽選に外れて入れなかった、というような場合でも、次点の保育園でも「こちらも良い保育園だから」と納得しやすいのではないでしょうか。
これから保育園を選ぶ方へ
まず要素を整理して妥協できるラインを探ろう
ご家庭の事情はそれぞれですから、何を重視するかもそれぞれでしょう。
たくさん考えているけどなかなか決められない…。
そんな時は、各要素について、「これくらいならまあいいか」と思えるラインを探ってみてはいかがでしょうか。
例えば「近さ」だったら、徒歩1分なら最高ですが、正直10分までならまあ歩けるよね、7分でも十分近いよね、といった具合です。
「登園準備」だったら、「オムツのサブスクないけど、足りなくなったら保育園のを貸してくれるらしいからまあいいか」、施設に関しても、「園庭が狭いかなと思ったけど、そばに大きな公園があるからまあいいか」、といったように、重要だと思っている要素も、よく検討してみると意外と「まあいいか」と思えることもあると思います。
これを各要素で検討すると、「これは絶対に妥協できないんだな」ということが見えてくるとともに、改めて保育園の候補を絞りやすく、順位付けしやすくなるでしょう。
生活を想像してみよう
ある程度絞り込んで、なんとなく候補順位も見えてきたら、次は「子どもがこの保育園に通うことで家族はどんな時間を過ごすだろうか」をじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
子どもが保育園で体験することだけでなく、送り迎えやイベントを通して私たち親が体験することも具体的に想像してみてください。
登園は大変過ぎないでしょうか?
行事予定は楽しそうと思えますか?
子どもが笑顔で保育園に通っている姿が想像できますか?
子どもも親も素敵な時間を過ごせそうと思えたなら、そこが「良い保育園」で間違いないと思います。
皆様の保育園選定の参考になれば幸いです。

いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
各記事のご感想、ご要望等お気軽にコメントくださいませ。